(題目しらず)
私はよく悪夢を見る。
自分ではどうしようもない危機に陥っている時は、ありがたいことにだいたい夢だ。
だいたいと書いたが、現実ではそんな場面に出くわしてないので、全てが夢だ。
あまりにも悪夢を見すぎて、夢の中である考えをするようになった。
「こんな悪いこと、今まで夢の中でしか起こらなかった。だからこれも、きっと夢だ!」
もちろん夢という自覚はない。
現実として起こっている。
夢であれという気持ちを込めた願いに近い。
そして、夢から覚めた時に思う。
「ほんとに夢だった…」と。
しかしこの悪夢、あまりにも現実的すぎてこう思うようにもなった。。
「これはきつい…。だけどこれは、さすがに夢じゃないよな…。なんとかして立ち向かわないと…!」
夢なのである。
もう悪夢には、ほとほと愛想が尽きた。
5/19/2024, 12:59:35 AM