ところにより晴れ閉め切った二重窓は分厚く重い色に堕ちたカーテンで隙間なく光を遮る日光を嫌うように時計も置かぬ部屋の壁紙に広がるのはいつか描いた色褪せた夢カーテンを一枚脇に開けば差し込む光はとうに弱々しいなぜ、威厳を保っていられるのか分からないほど霞む朝方交わる人すらも空を見上げないのに次期の晴れ間が見えたら覚えた笑顔の芽をこんなにも愛おしく育ててくれる
3/24/2024, 12:54:40 PM