瑠璃

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《意識が沈む》


今日は兎に角ツイていなかった。

雨で髪はうねり、車が水たまりを通ったせいで水が跳ねて服が濡れた。

仕事では凡ミスをしたし、欲しかったスイーツは売り切れてた。


帰宅してベッドに身を投げ出すと、どうしようもない暗く重たい感情が頭を支配する。


疲労も蓄積していたせいで、瞼が落ちてゆく。


意識がゆっくりと暗闇に落ちてゆく。


このまま落ちてしまえば、また意識が上がる頃にはスッキリするだろうか。


そんなことを考えながら、私は意識を手放した。

11/23/2024, 12:32:13 PM