—文房具の罠—
授業の中で、ノートをかく時間が好きだ。
最近は色とりどりのボールペンやマーカーが売っているから、楽しくて仕方ない。
「えっと、テスト範囲は……」
もうすぐ定期テストがある。
テスト勉強のために、範囲を確認して教科書とノートを開いた。
「……何書いてるかわからない」
色鮮やかすぎる私のノートは見づらい。
ボールペン、マーカー、落書き。
自分でかいたはずなのに、目が迷う。
これじゃあ『書く』というより『描く』だ。
一種のアート作品のよう。
「もう一回まとめよう」
私はノートを閉じ、別のノートを開いた。
お題:色とりどり
1/9/2026, 4:37:50 AM