宵風に吹かれたい

Open App

「私の、将来の、夢は、」
そこで見るのをやめた。
私が幼い頃の授業参観のビデオ。自分の将来の夢を作文にして発表する。
きっと、あの頃の私はソレになれると信じていた。
だけど現実は甘くない。
私は深夜まで働いて、朝早くに出勤するただの社畜だ。
あの頃の私に合わせる顔がない。やりたい事があった筈なのに、今じゃ忘れてしまった。
今からでもやり直せたらなぁ。もっとしっかり生きれてたらなぁ。
そんな夢みたいな事、あるわけない。

そう、この世界は夢じゃない。
努力すれば報われる?馬鹿みたい。綺麗事だけじゃ生きていけない。でも、汚い事に染まっても生きていけない。

夢じゃない現実。息苦しいね。
でも生きるしかないんだよ?頑張ってね。

          生きる事に向いていない私より

8/8/2025, 11:10:00 AM