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 夕方、公園のベンチにて。
 ぼくはひとり君を待ちぼうける。
 寒さのピークはとうに過ぎたと、天気予報で言っていた。

 雪の中、白い息を吐きながら、君と日が暮れるまで語り合ったのが遠い昔のようだ。

 なぜだろう、今日はあの日よりもずっとずっと寒いような気がする。


『寒さが身に染みて』

1/11/2024, 3:42:59 PM