やまんば

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 生産性のない会話を永遠としている時、何にもならない時間を過ごしている時、が美しいと知ったのは大人になってからだった。
 儚くて、美しい。何にも変えられない特別だった。
 僕はまだ未完成で、不完全で明日を生きるには精一杯だけれど、冬の冷たい風に頬を撫でられて、くすぐったいと思った。冷たい凍える風なのに、暖かく包まれていると思った。僕の感性は間違っているかも知れない。だけれど僕が納得しているのだから良いのだ。幸せは、自分を納得して初めて成立したりするんだ。

/美しい

1/16/2026, 4:53:44 PM