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暗がりの中、路地裏の壁に背をつけ座り込んだ俺はポケットからライターを取り出す。タバコでも吸おうかな。何もかもどうでもいい気分になったとき、自分の左の手元に蝋燭を見つける。俺にはそれがここから抜け出す最後の希望のように思えた。手に持ったライターを蝋燭に近づけると火が灯って辺りを照らす。そしてまだ進んだことのない道へゆっくり歩き始めた。

10/29/2023, 5:28:44 AM