彼女は僕の同期だった。
木漏れ日のさすベンチに座って、二人で話が弾んだ夏。公園は人がまばらで、たまに犬が飼い主と歩き去るくらい。
こんな暑い夏に、昼間から出かける人は少ないか。
ペットボトルの水を飲みながら、会話は続く。
彼女の楽しそうな笑顔に、話が止まらない。
そして日が傾きかけた頃、彼女は僕を見て笑った。
「ねえ、キミ、まだらに日焼けしてるよ」
帽子を被り、日焼け止めを塗った彼女は白いままだ。
怠った僕は木漏れ日の模様を肌にはりつけていた。
消えるまで数日笑われた思い出。
【木漏れ日の跡】
11/15/2025, 10:55:18 AM