「君と紡ぐ物語」
「糸って曲あるじゃん?」
「名曲だよね」
「若い時は名曲すぎて嫌いだったんだよね」
「あー思春期によくある逆張りね」
「でも最近聞いてみたら歌詞が良すぎて普通に感動したんだよな」
「分かる。ふとした時に聞くと沁みるよな」
「そういえばあの曲初めて教えてくれたのお前だったよな」
「そうだっけ?」
「俺ら昔からいつも一緒で、学生の時悪さするのも、仕事帰りに飲むのも、趣味のバンドも」
「そうだな」
「お前という糸に出会えて幸せだったよ」
「俺もだよ」
「安らかに眠ってくれ」
まだ老人と呼ぶにはまだ若い写真の彼が頷いたように見えた。
11/30/2025, 1:43:07 PM