憂愁を帯びた青春

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雷が鳴っている時
傘を持たずに
雨にうたれて
濡れた髪を
かき上げるのが好きだ
こうすることで「死にたい」
という欲求を
満たしている
雨水が襟を通って
うなじを流れる
体が冷えて
寒気がしてくる
でも僕の心は
もっと冷え切ってるんだ
どうせなら
この身体も冷え切ってこの雨に
溶けてしまえばいい
そんなふうに思っていると
雨が小降りになってくる
僕の頬を濡らす雨粒は
涙より少ないなと思う
柔らかい雨が
僕を濡らす
どうせなら
もっと土砂降りに
なればいいのに
乾き切った
僕の心を
潤して欲しい
そうして
ずぶ濡れになり家に帰る
僕はなぜか
雨に濡れても
風邪はひかない
ただ
心はいつも風邪をひいている
今日も病んでます、(笑が)

11/6/2023, 11:18:43 AM