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以前は人は亡くなったら、星になって上から見ていてくれる様な気がしていた。 しかし、父が亡くなり、そして母が亡くなった今は違う。お墓に触ると確かにそこに居る様に思う。石の温かさが伝わる。大丈夫だぞと父が言ってる気がする。時折テレビに両親のお墓のある街の風景が映し出される。思わず手を振ってしまう。嗚呼、彼処に居ると…。元気な時は同じ街の映像を見ても、手を振った事は無いのに…。
星じゃ駄目だ。夜しか会えないし、触れられない。でも、もうすぐ春のお彼岸。遠くの街には行けないから、今夜は、星と話す事にしよう。

3/12/2025, 4:43:07 AM