とよち

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私は今までに「この世界は」など偉そうに言えるような事1つでもをしてきたのだろうか。わからない。これからか?、いや、わかることが出来るかどうかさえあやしいのだ。ただ1つ言えることがあるように思えた。私はふとそれを人混みに呟いてみた。集団の中や、自分が見えない存在だから大丈夫な所でしか言えない。人間の弱いところだったと思う。私が悪かったのかもしれない。しかし、今さら考えてももう遅い。言ったことはとりもどせない。結局、それはごみとしての評価にしかならず、世界中からのバッシングにズタズタにひきさかれ、やがて波に飲み込まれていった。結局疑問のわからないままただただもみくちゃにされ、そこらじゅうに狼のいる広野にポツンと残され、なにも出来ず立ちすくんでいることしか出来ないでいる自分しか残らなかったのである。

この世界へ
「なぜ貴方達は見ず知らずの人間にたいし、集団で簡単に人を殺せるような言葉を投げ掛けるのですか?こんなの生きものが住める世界じゃありません。」

私はこんなことで簡単に殺される生き物ではない。腐ったこの世界を終わりにするため、私はそのアプリを消去しホームにある音楽アプリをタッチしおもむろにイヤホンを耳に突っ込んだ。頭の中にめぐる音楽、やがてそれは風のようになり、私の身体中に激しく巡り、弾け散った。なんとも言えない快感。ニヤニヤして震えが止まらなかった。鼻の奥から漏れ出てくるように永遠に、淡々と続く。 いつの間にか私は眠りに落ちていた。その日の目覚めはいつもとはちがかった。なんだか脱皮でもして、新しい肌で初めて太陽を浴びるような、とにかくこんなに気持ちの良い朝は今までになかった。私は泣かんばかりに、ドラマチックに叫んだ、「生きてて良かった!私の住める新しい世界をみつけた!あぁ素晴らしきこの世界!!!!」

新しい世界


後書き
この話は創作なので私はネットで傷ついたことはありません。なので実話ではないのですが、色々とあった時、音楽が私の味方をしてくれことは事実です。それは私にとってのすくいが音楽だっただけなので皆さん次第でそれは変わると思います。ただ私が伝えたかったことは簡単にまとめられませんが、大まかなテーマとしては「自分を救えるところで生きることも大切だ」ということかもしれません。かいた私にもうまく伝えられないので微妙ですが(笑)まあ、誰にでもある、心の一部にあるモヤをなんとなく物語にしただけかもと思います。初めて書いてみたので長くて下手ですが、暖かい目で見守っていただければ幸いです。

お題 この世界は

1/15/2024, 2:57:13 PM