紫乙

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なにをするにも
いつも2人だった。
2人の間には、知らない事なんてなかった。
ずっと2人ぼっちでいいと思っていた。
その方が楽しかった。

逆上すると、人間性を疑う態度に凶変する彼女。そこもよく理解した上で、何度か同じような内容の喧嘩もしてきたけれど、それも仕方ないと受け入れてきた。

ここでついに本音が出た。
逆上した。久しぶりに。
どんなに腹がたっても、この人にはその言葉をぶつけたら、取り返しがつかないよ、という言葉ってあるんじゃないか?

あんた何様?
私の事奴隷だとでも思ってるの?
私がなんでも言う事を聞くとでも思ってるの?

一瞬、顔を見てしまった。

どんな顔つきでそれを言えるんだろ?と。。

奴隷。なにも与えずに、私はあなたの嫌がる事まで強引にやらせていた?

私はあなたに、どれほど時間もお金も、あなたが困らないようにと掛けてきたかわからない。あなたをいつも優先していた。
これを平気で奴隷と?
あなたが、癌の疑いだと病院へ行く時も、あなたを助けたくて、私は何度も動いたよ。

もうあなたには、関わらない。
あなたの『ごめんなさい』は、何についての謝罪なのか、通じない。

まだ離れずに一緒に居られると思う?
都合良すぎるよね。
何様のつもりだ?って、こちらが言いたいセリフだよね。
あなたは、何を言っても全て許されるとでも思ってるの?それこそ何様?!

もういらないから、私の繋がりから消えてくれ。いい歳をして、言葉の選択も出来ないほど制御ボタンが壊れてる人を、人として見れない。
もういらない。

3/21/2024, 10:51:06 AM