初恋に『大人』がつくなら、
私の初恋は初めて彼氏ができたあの日の夜。
ひとりぼっちで公園でイヤフォンをしながら、
なぜか泣いていた君と
ひとりぼっちで公園でスマホで詩を書きながら、
明日が怖くて震えていた私。
二人の目が合ったとき、
雷が走ったように二人の間に恋が芽生えた、らしい。
『らしい』というのは恋が不確かだからだ。
私は君に出会ったとき、
空想で書いている詩が現実のものになったと確信した。
だけど、君は私と出会ったとき、
君は私のことを一夜限りの彼女にしようと思ったと、
その日の翌朝、君の家で後から知った。
そんなニセモノの恋が本物の恋に成り立ったのは、
私の詩を君が読んだときだった。
「これは僕の歌だ」
そう君は言って号泣した。
そして、こう続ける。
「君の死は僕の心を救った。
もっと、教えてほしい。僕はどうしたらいいのか」
それから、二人の恋は本格的に始まった。
それが、私の初恋の始まりの日。
5/8/2026, 6:27:09 AM