朝の光がカーテンのすき間から差し込んで、湯気の向こうでカップがきらっと光った。昨日までのもやもやが、紅茶の香りに溶けていく。たぶん、誰かの言葉で曇った心も、こうして少しずつ晴れていくんだと思う。飲み終えたカップの底には、もう何も残っていない。でも、それでいい。ちゃんと味わって、ちゃんと手放せたから。新しい一日を、またこの香りから始めよう。ティーカップ
11/11/2025, 1:58:38 PM