「桃栗三年柿八年」という諺がある。
何かの結果を出すには、早くても2年、3年くらい待たなくてはならないのだと戒めたものだろう。
その続きには「梅はすいすい十三年、柚子の大馬鹿十八年、林檎にこにこ二十五年、銀杏のきちがい三十年」なんてのもあって、どこかで聞いた事がある。
でも、覚える必要はない。多分ゴロが良いから調子に乗って誰かが付け足したのだろう、意味はないのだ。だいたい柚子も林檎もそんなに長くはかからないらしい。
私の経験を話せば、
商売で見事に失敗したのだが、ついウカウカと7年も粘って、傷口を拡げてしまった。
1年くらいでは、物事の判断ははや過ぎるが、3年もやってダメだと思ったら、方向転換を考えるべきだと思う。
この諺は、その戒めでもあるだろう。
そう、粘れば成功する保証はどこにもないのだから、自分を疑う事も大切だ。来た道を引き返す勇気も必要なのである。
これに似て、「石の上にも三年」というのもある。
由来は、インドのバリシバ尊者という人が、80歳から出家して、3年石の上で座禅を組んで悟りを開いた逸話から来ているそうだ。
間違ってはいけない、彼は3年間もずっと座り続けたのである。その間は横になって寝た事はなかったそうだ。
因みに、私も商売していた7年の間働き通した。もちろん寝る時間はあったが、充分とは言えなかった。ひと月休まない事はザラにあった。
3ヶ月間1日も休まないで働いた事もある。その間読書も、映画も、旅行も、楽しむ時間は無かった。・・・・でも、結局は失敗に終わってしまうのである。
私は今月から通信教育を始める。これは最速でも卒業までに4年かかるのである。
もしかして、ここへの投稿も毎日出来なくなるかも知れないが、なるべく続けたいと思ってはいる。
だが、何教科もあって、正直どうなる事やら分からない。
一年後の事なんか考えちゃいないのである。
4年、5年先を計算しているのだ。
5/9/2024, 3:40:43 AM