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「優しくしないで」
君は突然私に言った。泣きそうな顔で、少しの独占欲を滲ませて。
なぜだか全く分からなかった。


学校の帰り道。
いつも通り学校に行っていつも通りのことをして、いつも通り君と家路を辿って。
何もなかったけど、当たり前のちょっと居心地の悪い ''いつも'' を過ごした。

面倒見のいい私は色々な人の世話を焼き、感謝はされて嬉しいものの自身の心を擦り減らしてきた。
まぁ、こんな私でも役に立てるのなら、と思う。
この性格のおかげで1人になるような事もなかったから。
さて、自分語りは程々にしないとね。


今、私に「優しくしないで」と言ったのは中学生になってから仲良くなった子だった。

少しお転婆で、愛嬌があって、かわいくて。ちょっとドジで。
自分には無いものを持っていて実は少し羨ましかったんだ。
小学校は一緒ではあったけどしっかり話したことは無かった。ちょっとだけ避けてたから。



中学校に入学式したばかりの頃、初めて話したんだ。
君は派手に転んで、少し泣きそうになって。鞄の中身も全部落としてしまっていて。
散らばった荷物を拾い集めながら、恥ずかしさからか、頬を赤らめていた。

少し話しかけるのを躊躇ったけど、ここで話しかけないで後で後悔するのは私だ。
勇気を出して話しかけた。

「大丈夫ですか...?絆創膏、ありますか」

言ってしまった。声、小さかっただろうか。ちょっとキモかったかな。
そんな悩みを吹き飛ばすように、彼女の明るい声が飛んできた。

「あっ!!ありがとうございます~!!!○○ちゃん!!」

正直驚いた。名前、覚えてたのか。
相手は私のように意識しまくっていた訳でも無いだろうに...

そんなことを私は考えている間も、彼女は底抜けに明るい声で話しかけてきた。

「何気に○○ちゃんと2人で話すの初めてじゃない?」
「いやーなんでもない所で転んでもー泣くかと思ったよ~!」
「絆創膏はね〜無い!」

めっちゃ喋るじゃんこの子。
大きめの絆創膏を渡しながら、ぽんぽん出てくる話にひたすら相槌を打った。







まぁ色々あって
「私以外に優しくしないで」

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飽きたんこぶ
もういいや、続きはそちらでお考え下さい

ちなみに多分あれです、百合(GL)みたいな感じ
まぁ百合とか読まないんですけどね。
がきんちょに難しいのは書けない書けない
多分これからこれくらいの中途半端な小説?書きます

...φ(・ω・ )メモメモ2023/05/03に始めました(˵ •̀ ᴗ - ˵ ) ✧

5/3/2023, 3:56:56 AM