ギキッー
ドンッ
何かと激しくぶつかり意識を失った
目覚めた時には見覚えのないところに来ていた
でも不思議と恐怖はなく
なんだかふわふわとした気持ちだった
「おーい仏様。」
黒と白が半々な服を着ている人が話しかけてきた
「えーと、」
なんにも記憶がなくなんでここに来たのか
全くわからない
「仏様はやりたいこととかありませんか?」
「なんでもいいんです。猫を触りたいとかなんでも」
「じゃあ…」
俺は口を開き ''彼女が欲しい'' と言った
そしたらあいつは予想外なのかオドオドしていた
「さすがにできないか」
そういうと
「できなくはないんですが、残された人が…」
「本気じゃなくていい。嘘でもいいんだ」
そう言い終えるとあいつは言った
"わかりました。ただし、後悔した瞬間
やりたいことはできなくなります。
それだけお気をつけて''
後悔なんて絶対しないと思った
俺の記憶が戻るまでは ─── 。
6/11/2024, 7:38:55 AM