《どうして》
気がついた時には全てが遅かった。
どうして、僕は君を信じることができなかったのだろうか。
どうして、どうして。
どれだけifを考えても、血に染まった君はもう僕の名前を呼んでくれはくれない。
僕の涙を拭ってくれない。
最後に一回でもいいから、ちゃんと素直になって、君に好きだと言いたかった。
今までやってきたことが信じられない程、幸福な最期だった。
もう後悔も何もないけれど。
もし一つだけ、僅かに心残りがあるとすれば、意外と泣き虫だった君の涙を最期に拭ってあげられなかったことだ。
1/15/2026, 8:33:52 AM