るあん

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俺が小2の頃、父と母が離婚して、18の今日まで母子家庭で育った。母が朝早くに仕事に行っては夜遅くに帰ってくる。そんな毎日が続いていた。

ある日、母は過労と寝不足で仕事中に倒れた。病院に運ばれたと連絡が来て、俺はすぐに病院に向かった。母はまだ目が覚めていなかった。俺はすごく後悔した。倒れるまで母の体調を気づかなかった俺が憎かった。悔しかった。

思い返してみると母は、1度も弱音を吐いたことが無かった。それよりも、「苦労させてごめんね」
「学生時代を楽しませてやれなくてごめんね」と言うばかりだった。母は『ごめんね』が口癖のように毎日、会う度に言っていた。

俺は俺なりに母の手助けになるようにと、家事は全てこなした。それでも母から聞く言葉は『ごめんね』俺はそんな言葉はいらない、ただ『ありがとう』が聞きたかっただけなんだ。




何も言わずにいかないでよ。。。。母さん。。。。。

8/29/2022, 2:10:50 PM