fumi

Open App

とりのように

たくさんのとりは不吉のアカシ
ひとつのとりはたましいのノリモノ

水面を力強く蹴ると、水しぶきが淡い夢のように飛び散ってゆく

翼の内側の筋肉がこすれて熱くなる
だけども心臓は淡々と同じリズムを打ち続ける

何千年も 何万年も ひたすらに飛び続けてきた体は
太陽に焼かれ 散り散りになり 夕暮れにきえてゆく

とりは最期 なにを思うのだろう

わたしははたして とりのように生きれるのだろうか






8/21/2024, 1:11:35 PM