よつば666

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お題『愛情』

 夏季補習一日目の朝、萌香は母親と朝食を食べていた。

萌香「マミィのご飯ってどうして美味しいのぉ」

萌香の母「それはね。私の愛情がた〜っぷり入っているからよ」

萌香「そっか、だから美味しいんだね。でもパパがご飯作った時美味しくないのは愛情が入ってないから?」

萌香の母「それは、違うわよ!(笑)ちゃんと愛情が入ってるのよ。ただ……」

萌香「ただ?」

萌香の母「パパは料理が不得意なだけ。仕事で家族が揃って会う機会が少ないけど、いつも電話やメールで萌香の事が好き過ぎて心配しているのよ。たまにはパパにメールしてあげてね」

萌香の母は、食べ終わった食器をキッチンの流し台へ持っていき、洗い始めた。少ししてから萌香も食器を流し台へ持っていく。その後洗面所で歯を磨き、2階にある自分の部屋へ通学カバンを撮りに行った。
この後、母の車で最寄駅まで送ってもらうのだ。
萌香の母親が玄関先で萌香の名前を呼んでいる。

萌香の母「萌香〜!そろそろ、出ないと遅刻するわよ」

萌香「は〜い」

この時萌香は母の言われた通りパパの携帯へ愛情の証❤️マークだらけのメールを送るのだった。

End

11/28/2024, 7:58:34 AM