NoName

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鳥が囀り、朝日が私の死んだ顔を照らし、冷たい風が私をあおる。
あぁ、朝が煩わしい。
どんなに朝を恨んだって、あの子が帰ってくる筈がないのに。

ふとバルコニーから下を見ると、遠くであの子が遊んでいるのが見えた。たしかに。
「いかなきゃ」



そういって、私は______________________________

6/14/2024, 1:12:00 PM