【またね】ひとつの扉が静かに閉じてやわらかな風が背中を押す。ただいまと言える場所を胸に選んだ道を、あなたは歩き出す。手渡された小さな花束は言葉にならなかった「ありがとう」とまだ言えなかった「またね」を抱いていた。すれ違い、交差し、分かれてもまたどこかで、必ず会えると信じている。だから今はーー手を振って、笑って「またね」。
8/6/2025, 12:25:32 PM