いちご

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大事にしたい


ずっと傷ついてきた。
誰もが刃を向けてるように見えた。
その刃はとても鋭くて、
漫画みたいな飛ぶ斬撃で体が切れそうだった。
もちろん傷跡は残るわけで、
いつ古傷が開くのか常に恐れていた。

だけどあなたは、それを褒めてくれた。
だからそんなに優しいんだねと、
私を肯定してくれた。

決してそんなことはないんだよって
言いたくなって疼くけれど。
どうせならそう思ってみようって、
身体中の包帯を煌びやかなリボンに変えた。

9/20/2024, 10:48:01 AM