普段、私はそれを使わない。しかし今は時は一刻を争う事態だ。「何でもいい、頭を守れ!」誰かの怒号が響く。机の下に入り込む時間は無かった。近くにあった帽子を引っ掴み、勢いよく被る。その数秒遅れて、割れたガラスがパラパラと降り注いできた。未だ揺れは、収まりそうにない。
1/29/2025, 2:10:46 AM