神様が舞い降りてきて、こう言った…
…
『お腹　空いたね』ぐらいの軽い感じで、にっこり笑って言う『お前に　出来るよ』

人は、誰しも、孤独だ。

何も持たず裸で産まれて、たくさんの想い出を抱きしめて裸であちらへ逝く。

今日は、誰かの誕生日でもあり、誰かが逝去した日でもあり、誰かの命日だったりする。

友がいる…仲間がいる…恋人がいる…人生のパートナーがいるから、私は孤独なんかじゃない。

本当に、そう？
周りに沢山の人がいて、朝から寝るまで一緒にいる人がいるから違うと思っているだけで、目を閉じて寝てしまえば、もう独りの世界なのに。

孤独は悪いことではない、寂しくて胸が押し潰されそうになっても、時に、それは自分自身を見つめる事にもなるから、悪いことではないと言う。

每日変わる星占いを男女関係なく何気なくチェックしている人は、その日や先の未来を知りたがる。

孤独と未来の不安を抱えていない人はいない。

見て見ぬふり出来ない自分を知る占いは、聞かないより聞いていたほうが…知らないより知っていたほうがいいことぐらい、解っている。

何かを拠り所にしたり、すがる事は恥ずかしい事ではなく、むしろ前向きな姿勢だと思う。

私は、星座ではなく陰陽五行と生年月日と干支を照らし合わせて、相手の生まれ持った性質、性格、体や精神の弱い部分を視て、持つべき宝珠を伝えることが出来る。

宝珠とは、その人の御守り兼魔除けのような意味合いで身に付けるのならブレスレット、そのまま持ち歩いても構わないといった気軽なアイテムだ。

この占いは、自分でも気付いている事の確認や、客観的に分析するので知らなかった部分を指摘し終えると、私が視て伝えた多くの相手は、殆ど唸るか…黙る。

伝えておしまい！にはせず、必ず何をしたらいいのか…何処をどうしたらいいのか具体的に打開策を話すように、心がけている。

どんな内容でも、根本的に視た相手には幸せになって欲しいと願うから。

その人にとって、良い事もあり悪い事というよりも気をつけなければならない事があれば、そこを強く肝に銘じて貰うよう、念を押す。

あっ！そうか…
そういう事だったのか…
今更ながら思い当たる…
男性とも女性ともよく解らない、優しく柔らかく透き通っていた不思議な神様が舞い降りてきて、ああ言ったのは…

『お前に　出来るよ』

私も同じく孤独だ…だからこそ、誰かの背中を優しく後押しする役目を続ける為に…
まだまだ、勉強し続けていくことを、約束するよ…

軽い感じで言われたから、気負わずに…気負わずに…



*読んで下さり　ありがとうございます*

7/27/2023, 12:55:46 PM