七海 和美

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お題「芽吹きのとき」(雑記・途中投稿)
忘れていた……。昨日3/1のお題だこれ。
芽吹き……そうだね世間一般的にはもうすぐ春だもんね。私は永遠に冬でも良いんですが。(スキーの民)

……高校は農業高校の園芸科果樹コースに通っていた。(後から考えると、果樹じゃなくて造園コース選べば良かったな。知人は隣のクラスじゃやっていけないとか言っていたけど、私は変な男もいないように見えたし仲良さそうで羨ましかった)
という事で高校の思い出話でも。

三年生で一人一本の果樹を選んで、果物が実るまで世話をして卒業論文を書いて二年生(一年生がいたかは記憶にない)と教師の前で発表するんだけど。
二年の終わりか三年の初めの頃「昔は枝の剪定も生徒がやっていたんだけど、ある年の生徒が花がつく芽(要するに枝の先端)を全て切ってしまってから、剪定は教師がやるようになった」と言っていて笑った。その生徒がどうなったかは知らない。
って辺りでお題は回収。
夏に生える徒長枝(とちょうし。一発変換されてびっくりした。真上に伸びて、木の栄養を奪っていくだけの細い邪魔な枝。全て切る)なら良かったのに。
学校の柿を食べたら退学とか言われていたけど、実際どうだったんだろう。しかもマズいとか言われていたし。(食べた事はない。……渋柿の可能性?)

果樹は柿、桃、林檎の三種類があって、仲良かった友人達と三人で三本しかない林檎を選んだ。三種類のうちでは桃が一番好きなんだけど(果物の一番はライチ)同じく三本しかない桃は壊滅的に仲良くない女子が選んだから諦めた。
収穫した林檎は卒業論文のために糖度を測定して、希望すれば持って帰れるんだけど、数が多いから切って測った後は学校の先生達にばら撒いた覚えがある。糖度測定器が安物なのか十度少しぐらいまでしか測れなくて、大半が測定範囲外になっていた。
糖度測定器はアナログの温度計みたいに横に目盛りがついていて、青背景に黄緑の線の上限が糖度を表している。

先生に聞いたところによると、十年程前に農家の跡継ぎが入学した時はさすがに先生達も最新の情報を調べて教えたとの事。……何科かは聞いていないけど、当時の最新情報から教える内容や器具が変わっていない可能性はある。教科書は出ているだろうけど。その話を聞いたのは専門の先生だったから、同じ果樹コースだったのかなぁ。

植えられている果樹は柿が一番多くて、授業によると渋柿と甘柿があったらしく、渋柿を甘くする方法が三種類ぐらいあったのを覚えている。
焼酎に漬けるのが一番一般的なのかなー。忘れた! 実がなった直後に袋を被せるとかいう方法があるんだけど、割と面倒くさいのか、誰も成功した人はいないんだとか。
まあ学力レベルは最底辺だったしね。(一年から二年に進学した時に同級生が十人ぐらい減った。クラス替えはなし)
……林檎も綺麗に色をつけるのにしばらく袋を被せるって話を一般ニュースか何かで読んだ覚えがあるけど、そんなことはやっていない。

ちなみに地元は一県一校区制。県内どこからでもどこの公立高でも通えるけど、市立高校一校だけは普通科が市内在住じゃないと受験できなくて、英語科か特進科かそんな感じの頭良さそうなコースだけは他の公立高と同じ扱いだった。

高校の文化祭って他校では招待券制が多かったみたいだけど(と言っても、行ったの両方とも私立だからかも? 在学生の家族しか駄目って高校もあった気がする)
農業高校で他に農業科畜産コースで雌鶏を育てていた(豚は飼っているだけだったけど。牛はいません。食品衛生科と農業科畜産コースは授業で鶏の解剖があったらしい。羨ましい)から二日間かな? あったうちの一日は外部入場可能で、鶏卵は一般より激安で販売していた。……実は烏骨鶏の卵って普通のブロイラーより一回り小さいだけで色も茶色いし区別がつかないから、アローカナって鶏が生む青緑色の卵が人気だった。実家でも何回か買った記憶がある。

当時(高校二年ぐらいの頃?)兄が地元のお祭りでひよこを釣ってしまったから、先生に許可をもらって鶏の餌をもらって帰ってきていたりもした。せっせと面倒を見ていた父に似て肥満体に育ってからも十年程生きていた。
高校が雛をひよこ電球で育てていたかは不明。

3/2/2025, 8:32:00 AM