Sakuya

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明るく、素敵な君が好きだ。

いつも僕を引っ張ってくれる手も、僕の名前を呼んでくれる声も、向日葵のように笑ったかと思えば、叱られた子犬のようにシュンとなる表情も、全部好きだ。

写真を撮るのが好きな君は、僕が作ったぬいぐるみや
フィギュアを撮ってくれた。それに飽き足らず、僕を外で撮りたいと言い出し、引きこもっていた僕を連れ出してくれた。花畑の中で撮ってくれた写真が賞をとった時は、とても嬉しかったし、誇らしかったよ。

そんな君が遠くに行ってしまう。会えなくなる距離では無いけれど、少し寂しい。幼なじみの君に僕の気持ちを伝えたら迷惑かと思うけど、見送る時に伝えるね。

ああ、瑞希、君は僕の――――



お題:太陽

8/6/2024, 3:48:11 PM