猛暑の季節が過ぎ去り
台風が来たり来なかったりする合間に
涼しい風と共に現れる快晴
ああ、もう夏は本当に終わったのねと
突きつけられる瞬間
いろんな喜怒哀楽の思い出が
追憶の引き出しからぶわっと出てくる
それは、泣きたいほど戻りたい愛しい場面や
死にたいほど心が大変だった場面、
無音映画のなかで話しかけてくるあなたの
本当はなにを思っていたのかを
わたしは
なにをしてあげられてたんだろうかと
あれこれ考える始まりになる
どんなに想い馳せたって
変わることのない過去を 愛でて 責めて
そんな沈黙の追憶を抱えながら 今年も
残り少なくなった2024年の冬支度をする
◇秋晴れ◇
10/19/2024, 1:07:10 AM