NoName14

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3年、5年も経てば
時間の早さに、随分と驚かされる。

辛かったこと
嬉しかったこと
苦しかったこと
幸せだったこと

その時々の場面で
比重の重たかった方が
深く記憶に残るのではないかと思う。

そうして、人生は上手いこと
多少の差異はあれど
最期には、帳尻が合うようになって
いるのかな。

今までが、楽しいことばかりだったから
不幸が訪れるというわけでは無いけれど

長く、花の咲かなかった人は
それだけ沢山の雨風に耐えてきた時間だけ
地中で、根を伸ばし続けてきたんだ。

雨がやめば、必ず花が咲く。
私もそう信じているうちの1人だから。
その根本には、最初の種がある。
それこそが、遠い日の記憶かもしれない。



【お題:遠い日の記憶】

7/17/2024, 2:27:33 PM