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消えない灯り 白い吐息 です


消えない灯り

休日前夜。
2人でベッドに入ると、おしゃべりが始まる。
平日はゆっくり話をする時間がないので、お互いに話したいことを、話している。
そうしているうちに、だいたいキミが先に寝てしまうけど、すぐには灯りは消さない。
いつまでも消えない灯りは、僕が気の済むまでキミの寝顔を見つめているから。
愛しいキミのかわいい寝顔。
その寝顔に癒やされたあと、灯りを消し、目を閉じるのだった。


白い吐息

寒さとともに現れる、白い吐息。
澄んだ空気、耳の痛さ、手足の冷たさが、嫌でも冬を感じさせる。
「早く暖かくならないかな」
春を待ち遠しく思いながらも、今しか感じられない冬を、どう楽しもうかと考えるのだった。

12/8/2025, 9:28:47 AM