#君は今卒業以来の同窓会すっかり大人になった懐かしい顔を眺める不思議なことに誰も私が私だと気付かないもしかしてと顔に書いてある視線が少し痛い心許なさで手元のグラスを見つめつつ友人たちと他愛もない会話を交えるふいに大きな足音が近づいてくる見上げると彼が笑っていた昔と変わらない薄茶色の瞳すぐに気づいてくれていたあぁ この人のこういうところが好きだったなあれ以来会うこともないけれどふと思い出す君は今
2/26/2024, 10:29:00 AM