「なんやかんやで追放されましたッ!!」
「雑なあらすじだ〜〜」
悪役令嬢です。こんにちは。
もともと斬首される予定でした。私が意地悪したからなんだって。死に戻ったからひっそりひっそり生きてたら婚約者の彼女が私に惚れたんだって。なんか話を聞いていたら前世?も彼女が私に惚れたから婚約者が嫉妬したんだって!あほらし!!
「今度は生きててよかったっすねえ」
「家名に泥どころかヘドロ撒き散らしたけど」
「居心地のいい家じゃなかったんだし、いいんじゃないっすか」
けろりと彼は言い放つ。こいつはなんでか私の従者としてずっと一緒にいた。なぜ。瀕死の妹を救ったとかそんなこともないのに。
「どこまでもお供するっすよ」
「よくわかんないけどありがとう」
彼が従う理由はわからないが、今の私は味方がいて自由なのは間違いない。淑女の頃はする発想もなかった、腕を上げてうーんと伸びをした。身体中が自由を喜んでいた。
【どこまでも】
10/13/2025, 9:48:43 AM