むう

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私が今、ここにいるのは光希(るの)が手を差し伸べてくれたから。私に一筋の光を、希望を、見せてくれたから_。

ꕤ︎︎

私はこの世界に疲れてしまった。もう、生きていたって何も無い。だから、屋上から飛び降りてしまおう。そんなことを考えていた。きっと私がいなくなったところで、誰1人気になんて止めないだろう。
さっさとこんな人生終わらそう。そんな時にあなたは来てしまった…。
そして飛び降りようとした私に彼女は手を差し伸べてくれた。この手を取ってしまったらまた地獄のような日々に逆戻り。でも、それでもあなたは私に言ってくれたから、
「こんな世界でも一緒に未来を生きよう、ゼロ(零)にしようなんて、終わらせようなんて考えないで、零華(れいか)は私にとって希望なんだからッ…!零華(れいか)も私を救ってくれたから、今度は私が零華(れいか)を救うのッ!」
って。だから私はあなたの手を取った。あなたと未来を一緒に生きようと思ったから。それに、こんなこと言われちゃったら飛び降りるなんて考え、どっかに行っちゃった…。心のどこかが救われた感じ。
「ありがとう、光希(るの)…。私の希望も、光希(るの)だけだよ…。」
なんだか安心してしまったのか体の力が抜けてしまった。そしてそのまま私は意識を手放した…。

【お題】あなたがいたから
※この話は全てフィクションです。
※共依存みたいになった( '▽' )

6/20/2024, 1:57:30 PM