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踊る時を告げる

「私が踊る時」を告げる黄泉の帝王

飛ぶがいい かもめよ

誰?あなた

嵐の夜も傍にいよう

私はもう一人で飛べるわ
自由になるのよ

俺だけが自由を 与えることが出来る

あなたが 自由を
やっと 歩き出した
私だけの道を 邪魔しないで

どんなに強く 拒んでみせても
いつか俺を求める

手を取って 俺と踊るんだ
俺が望む時に 好きな音楽で

踊るなら 命果てるその時でも
一人舞う あなたの前で

お前には俺が必要なんだ

歩いて行けるは 一人でも
もうすぐ歩み出す人生を
愛し始めたの人生を

踊るなら 選んだ相手と
踊りたい時に好きな音楽で

踊るなら この世終るその時でも
ただ一人 愛する人と

踊るなら 全てはこの 私(俺) が選ぶ、、

ご存知「エリザベート」の一節 
死神も皇后エリザベートもなんと言う身勝手さと高慢さで笑う、と言うか死神の根拠のない自信は何処から?と想うが、死神は皇后エリザベートその人なのであると分からなければならない、でなければこの物語はドラマチックではない。常に自由を心の解放を求め続けた孤高の皇后エリザベートの最後のダンスの相手は鏡の中の皇后自身、湖面に映った自分の姿に恋したギリシャ神話のナルシスのように、自由を求めた孤高の皇后は鏡の間でその艷やかな髪を何時間もかけ結わせ鏡の中の自身に孤独の癒しを求めた。

踊る時を その時を告げるのは
魂の解放と自由を求め続けた孤高の皇后最後の時でなければならないのだ。

死神よ死ぬ時は 一人舞うなのだ。

高慢で身勝手でだからこそ美しく人を引き付けてやまない、悪魔のような主人公たち。

だからこそ物語なのである
だからこそドラマチックなのだ。

満点のそつのない生き方の
優等生は物語には不必要
それが、物語の読み方だ。

ぼくらは 欠片を探してる
足りない 欠片を探してる

足りない 欠片は面白く
足りない 欠片は美しく 

そして、足りない欠片は優しい…。

物語は いつも足りない欠片を探してる。

それに気づくと物語は楽しく優しいく
読むことが出来る。

読書力という 物語と踊る時 その時を告げる
秘密の秘訣だ。

令和6年9月6.7日

                心幸       














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