森川俊也

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「何時までも一緒にいるって言ったじゃん…」
君は泣きながらそういった。
だけど、僕がその言葉に釣られて足を止めることはなかった。
君は泣き崩れて、その場に座り込んでいた。
僕はそれを後ろ目に進むことしか出来なかった。
初めて君に出会ったのは合コンだった。
一目見た時からとても素敵な人だと思った。
君も僕に興味を持ってくれていて本当に嬉しかった。
その後、連絡先も交換して2人で幸せに過ごしたよね。
付き合いたての頃は2人とも気恥ずかしくて、中々進展しなかったよね。
暫く経った辺りから2人の距離がずっと縮んだよね。
将来の話もしたね。
覚えてるよ。
君が嫌いになったわけじゃないんだ。
むしろ君のことが好きだ。
でも、だからこそ君とは一緒にいれないんだ。
昨日、僕に手紙が届いたんだ。
手紙には、君と別れろと書かれていた。
さもなくば君に被害が行くとも。
だからこうするしか無かった。
君には僕のことを嫌いになって欲しい。
せめて、嫌いになって、僕のことを一生恨んで、
記憶に僕を残してくれ
君が死んでしまうその時まで永遠に…

11/2/2024, 7:33:00 AM