#時計の針
ホーッ、ホーッと、フクロウの声が遠くに聞こえる。
飾り付けられた部屋
一つの写真には、淡く差し込む光が反射していた
ふと顔を上げれば、代わり映えのない風景の中で、それだけが色を持っている様な気がした。
彼はおもむろに、それを自分の元へと引き寄せた。
時を刻む音を、ただ淡々と響かせるそれ。
手元に目を向けると、可愛らしい植物に飾られた予定表
書かれた数字が、それを囲むインクが
随分と色褪せている
...彼はそれらをひとしきり眺めると、後ろに着いていたネジを、グルりと回した
12を指していた長針が、6へと戻っていく。
そうして手元から元の位置に戻すと。
この部屋にはまた、同じ時間が流れ始めた
2/6/2026, 11:03:58 AM