梅雨
梅雨は、なぜ梅と雨なのか。答えは単純で、梅が熟す頃の雨だから。
今朝、畑の梅の木を見てみた。ほんのり赤みがついた実がたくさんなっていた。なってはいたが、小さい。全国的に今年は小さいと聞いてはいたが、まさかこれほど小さいとは。まあ仕方ない。こういう年もあるさ。
梅林止渇(ばいりんしかつ)。一時的な困難を別の方法でしのぐ。
行軍中の兵士に、もう少しで梅林がある、と言って梅を想像させて唾液を出させ、それで喉の渇きをしのがせた、という三国志由来の故事だ。
実際に言ったのかどうかはわからないが、名将曹操ならば、と思わせる、中々に面白いエピソードで気に入っている。
ただ、自宅で梅を作る人ならわかると思うが、木から取ってそのまま食べることはまずない。基本的には梅干し、その他は梅酒、甘露煮、ジャム等々。何かしらの処理をしてから食べるはず。真っ赤に完熟したものなら食べることはできるが、それでもそのまま食べる人は僕は知らない。もちろん青梅はダメ。おすすめしない。
なのでもし曹操軍が本当に梅林に辿り着いたとしても、実際に口にすることは難しかったのではないか、と密かに思ってはいる。ちょっと大人げないかな。
さて、我が家の小梅たちはどうしてくれよう。食べられないと言うほど小さい訳では無いが、やっぱり少し寂しい。この困難は……。数で補おう。今まで1個食べていたのを2個にしよう。よし、これで解決だ。
6/1/2024, 10:24:35 PM