私は叫んだ。声が枯れるまで。でも、届かなかった。叫んだ方向には、誰もいなくて、みんなはもう私よりも遠くへ行ってしまった。誰も振り返ってはくれない。引き返してもくれない。所詮こんなものだと、私は絶望した。ふと目線をあげると、そこには私の大切な仲間がいた。「あなたはひとりじゃない」そう言って、私をゆっくり抱きしめてくれた。私は泣いた。声が枯れるまで。
10/21/2023, 10:37:08 AM