永遠に
宇宙の寿命はあと千四百億年。
太陽(地球)の寿命はあと五十億年。
今日生まれた赤ちゃんの寿命はあと九十二年。
理論上、この先九十三年後には、今地球上にいる人間は誰一人残っていないことになる。
身体は消えても魂は永遠に生き続けるなんて言う人がたまにいるけれど、そんなの嘘っぱちだ
これまでに地球に生まれた人の総数は千八十億人だから、もしその人たちの魂が今も生き続けていたとしたら、そこいら中を訳の分からない感情が渦巻いていることになるではないか。
そんなのたまったもんじゃない。
この世は今生きている人たちだけのものだ。
お役目を終えた人は、とっとと順番にあの世に旅立ってもらわねば困る。
人はどんなに頑張ったところで、たかだか数十年しか生きられないのだな。
と、思ったら何だか切なくなってきた。
ならば、みんなそれぞれ好きに生きればいいさ。
人にどう思われようが、何を言われようがそんなの知ったこっちゃない。
そんなことに心を砕いていられるほど、人間の一生は長くないのだ。
永遠に続くものなどどうやら何一つないらしいではないか。
それならば、この一瞬一瞬を大いに楽しく生きようじゃないか。
お題
永遠に
11/1/2024, 10:11:46 AM