夜空に駆ける
まもなく明日行の電車が発車いたします。
僕は布団に入り、電車の出発を待つ。
この電車に乗れば明日の朝まで一本で着く。
大体到着は今から出発すれば6時間後だろう。
僕はあまり今日を終わらせたくない。
明日が来て欲しくないからだ。
明日が来ればまた僕は仕事に行かないといけない。
ただ明日は必ず来る。
どれだけ拒んでも駄々をこねても
これだけは変わらない。
だから僕はこの睡眠という電車に乗って明日に向かう。
乗ってしまうとあっという間だ。
僕は今から夜空を駆ける。
望んでもない明日に向かって。
2/21/2025, 4:25:39 PM