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▼ 喪失感

家族、相棒、大切な——

一度に失う事になるとは思わなかった
ただ自分の選択肢が間違っていたとは思わない
だからこそ、後悔はない

日常が変わる
暖かいと思っていた生活がなくなって、家の中でぼんやりと窓の外を見ながら紫煙を燻らせる
先を見ているから哀しさはない
必ず成し遂げる自信もあるからだ

それでも、少し、ほんの少しだけ
寄り掛かっていたあの背中にしていたように身体を傾けた

9/10/2023, 1:47:31 PM