何気ないふり何気ないふりを装って僕は今日も図書室で自然体のふりをして君の隣の椅子に座る僕の存在など目に入らず君は小説の中の物語に夢中になって目をキラキラさせていた。僕は本を読む振りをして君のその表情を勝手に盗み見ている。胸の鼓動がうるさい位に早鐘を打つ音を聞きながら今日も僕は何気ないふりを装って君が本から顔を上げて僕に嬉しそうに本の感想を披露するのをまだかまだかと待っている。
3/30/2024, 10:26:18 PM