5つ見えるものを確かめて
4つ聞こえるものを確かめて
3つ触れられるものを確かめて
2つ匂える香りを確かめて
1つ何かの味を確かめて
全てを確かめて、ようやく私が今存在していると感じた。
そうして今生きていることを確かめないと寝られない夜が何度かあった。
変化が怖かった。
どこに向かうかわからない未来が怖かった。
何より、怖がることに疲れていた。
疲れて、確かめて、私は今どうしようもなく1人なのだと思い知った。
それがとてつもなく寂しかった。
-寂しさ-
12/19/2024, 5:16:01 PM