“River〃”

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僅かに開いたガラスルーパーからの風で揺れるカーテンが夏の手招きのように私には映(み)えた。おいでおいではいいが誘われる先に何があるのか怪訝になる。私の人生の夏はもう遠の昔に終っているよと心の中で返事をしたら舞い込んでカーテンを揺らし続けている風が何故かハート型の折紙で糊付けされたラブレター💌が無数に妄顕した。恋も愛も明日すらも欲しなくなっているつもりなのだがと不可思議に戸惑う。ぁ ... いま ... なんかね、きっとね ... 成就しなかったこの世界の凡ゆる恋念が虚無の極地に居る私に届けられたのかなと感じたよ ......... 。涙が込み上げて来た ... 。わたしは、もう終わってるんです。みんな、私の分まで、この今年の夏の太陽の輝きその眩しさに対する謝恩 ... その返信、レシーブは ... あなたたちのステキなストーリーを刻む事だよ。見下ろしてるんだ。見護ってるんだ。跳ねずには居られない済めない若者たちに幸あれ。

6/16/2023, 4:43:06 AM