「うむ、即興でやると思うようにまとまらんな、まぁ、面白い展開が見れれば御の字か」
事の始まりは2ヶ月前、部下の抜き打ちでもしようかと、露店の近くのカフェで暇を潰していると、
露店の前で1時間ぐらいウロウロとしている女が居て、面白そうで声を掛けると、最近好きになった人に御礼としてプレゼントを買いたいけど、どんなものが良いのか迷っているとのことだった。
それならば、部下を貸して面白いのが見れたらと思いオススメの店を紹介した。後日、そのお嬢さんを任せた部下に話を聞くと、どうやら先輩部下の彼女だったらしく、素行調査のダブりと私に接触したことにより別派閥がお嬢さんを私の彼女と勘違いしてストーカーしているという、面白展開になっていた。
大当たりだ。部下の色恋沙汰ほど面白いものはない、彼の忠実心や器の大きさ、行動力の見れるのはいい機会だと部下たちに色々やらせていると、とある部下が場所を貸して欲しいと志願してきた。上がる口角を手で隠しながら承諾して、新人の部下にごみ袋とお嬢さんが発注していたプレゼントを持たせて、朝方に工場に向かうように指示した。
どんな結果になろうとも、お嬢さんに感謝だ。できるなら、もう一度君に会いたくてしかたないよ、私の部下を狂わせたお嬢さん…
君に会いたくて(1/20)
1/20/2026, 2:47:19 AM