私は告白します。
偽って、生きてきました。
もはや私には辛いや苦しい、悲しいなどの感情が分からないのです。
あるのは、どこかに感じ、何処も感じない不安と、焦りだけ。
私の人生は、不安と苦しみ……でしょうか。
周りには「無理をしてる」と言われますが、私にはさっぱり分かりません。当たり前のことなのです。苦しむことは、恥をかくことは、辛いことは。
「大丈夫?」と聞かれれば「大丈夫だよ」と笑顔で言います。
最近では睡眠薬を飲んでいます。昼間に。
あれがないとやってられません。
それでも、私は異常と思われないように、普通の人間を装っているのです。
最初は娯楽で書いてた小説さえ、背中に焦りというか、未来への不安と、過去の心の傷の安堵に挟まれてさらに精神を疲弊させます。
……もう嫌なんですよ、生きているのは。
でも、死にたくても死にたくても、消えたくても、それを何度願っても呟いても、人を装っても、生かされて、そして人を失格していると感じて演技があまり出来なくなる。人間を装うのは辛い、もう疲れたとさえ感じます。
しかし、疲れ……とはなんでしょう。
私には分かりません。何もかも、全部です。
自分が本を書いたとて、それが報われることは無い。
人を失格してる……それさえも私の妄想なら、
どれだけ苦しめられたことでしょう。
友人に才能がないと言われ、小説投稿サイトの作品を見て、文才があると言ってた時は、正直失望しました。勝手に失望しましたとも。
それ以来、私には何も無かったのです。
希望も、夢も、未来も、自信も、失いました。
「ああ!自分の影でさえ憎たらしい!!!早く死んでしまえ!!!!お前が醜い!!!私自身が!!どうして生きている!!!早く消えてしまえ!」
「いや、生まれてきたのが間違いだったと!!!そう言われない私は、地獄に落とされたも同然なのか!!!!本当に嫌になる!!消えてくれ!!!」
言葉で傷ついた私が、文字を綴るなど、笑える。
しかし、私にはそれしかないのです。
1日に最低でも1つの作品を作らないと、私の中の自己嫌悪や自己卑下という悪魔が暴れるのです。
私は自分を認めることができません。それが怖いから、
自分には、誇れるものなんてないのです。
昔はひとつはあったのですが、友人の言葉でその誇りさえ失いました。
はははっ、と笑いさえ込み上げてきて、もうどうでもいいと感じました。しかし、死ぬにはまだ早い。
私を苦しめる世界なんて、私と一緒に消えてしまえばいいのに……と、そう願うばかりです。
美しくて、残酷な世界。
私は、世界と言うより、社会に嫌悪を抱いています。
しかし、一生懸命働いてる人を見ると、その心の中で思う社会に対する嫌悪の矛先は、自分を向けられているのです。疲れました、睡眠薬が足りません。
買いに行かなければ、そう思ったのです。
もはや私は、人に期待しません。
死ぬまで偽り続けます。
私は、もはや人でも大人でも子供でもない、精神異常者でもない何かに成り下がってしまいました。
6/2/2022, 10:39:58 PM