岐路に立つ。
人は、1日に何回岐路に立つのだろう。
ケンブリッジ大学Barbara Sahakian教授の研究によると、人は1日に35,000回選択するという。
この35,000という数字は、言語・食事・交通・体の動かし方・仕事・家事等の決断を含めた回数を指している。
何を話そうか。どんな言葉を使おうか。何を食べようか。どんな手段で目的地へ向かおうか。走るのか。歩くのか。優先順位の高いタスクは何か。買わなくてはいけないものは何か…。
確かに日常の選択肢を考え出したらきりがない。
普段あまり意識したことはないが、人は常に選択肢に囲まれている状態と言っても過言ではないかもしれない。
しかも、一つを決めても次の選択肢が待っている。その選択肢を決めてもまた選択肢が現れて…と選択肢の無限ループが起きている。
その上、選択→決定→行動という流れも都度するのだから、とんでもないことだ。
そんな状態なのだから、時に選択を失敗してしまうのは、しょうがないことなのかもしれない。
1日の終わりにクタクタになってしまうのもまた然りだ。
「生きているだけ偉い」という言葉があるが、全くもってその通りだと思う。
1日35,000もの岐路に立って生きているのだ。
十分、偉いではないか。
6/8/2024, 2:36:15 PM